「作り手が加害者になりうる」 15年経て部落差別を再び撮った監督

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阿久沢悦子
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 部落差別をテーマにしたドキュメンタリー映画「私のはなし 部落のはなし」が21日から公開される。監督の満若勇咲(みつわかゆうさく)さん(35)は15年前に食肉センターの映画を撮影し、地元の部落解放同盟の反対で公開に至らなかった。今回は当事者の不安や苦しみに想像をめぐらせ、2年半の撮影を経て、公開にこぎ着けた。

 「あるときから急に彼女の家族がよそよそしくなって」「家どこ?って聞かれたら、どう答えようか」

 映画は京都、大阪、三重の三つの被差別部落に暮らす老若男女約20人の膨大な「語り」の中から、現代の部落差別を浮かび上がらせる。差別を助長しかねないと、地名や人名を伏せる報道や作品が多い中で、当事者が顔を出して肉声を伝えるのは異例だ。

 満若さんは大阪芸術大学在学…

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