「軽井沢」の言葉で胃がきりきり、手放せぬ薬 息子を失った母の悲痛

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高億翔、遠藤和希
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 「『軽井沢』という言葉を聞くだけで胃がきりきりする」

 「歩道を歩いても不安」。

 2016年に長野県軽井沢町でスキーツアーバスが転落し、乗員や大学生15人が死亡した事故の公判が5月17日と18日、長野地裁(大野洋裁判長)であった。事故の遺族やけがを負った被害者計35人分の調書が読み上げられ、事故から時間がたっても心身ともに癒えない傷を負い続けていることが示された。

 事故は16年1月15日午前1時50分ごろ、軽井沢町の国道18号で大学生らのスキー客を乗せたバスが崖下に転落。大学生13人、運転手2人が死亡し、26人が重軽傷を負った。公判では、バス運行会社イーエスピー(東京都)社長の高橋美作被告(60)と、運行管理者だった同社の元社員、荒井強被告(53)が業務上過失致死傷罪に問われている。

宝物だった娘

 2日間の公判で、検察側は、事故で亡くなった乗客13人の遺族(15人)と、けがをした20人分の供述調書を読み上げた。

 大学4年の娘を亡くした父親…

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