米国が提唱する、インド太平洋地域における新しい経済枠組み(IPEF)について、22日から来日するバイデン大統領が正式に発足を表明する見通しとなった。日本もIPEFへの参加を表明する。日米首脳会談では安全保障協力も協議し、バイデン氏は、米国の「核の傘」を含む「拡大抑止」への関与は揺るぎないと強調する考えだ。
日米首脳会談は23日に東京都内で開かれる。ロシアのウクライナ侵攻で国際秩序が揺らぐなか、米国は経済、軍事両面でインド太平洋地域に関与する姿勢を示すことで、台頭する中国を抑える狙いがある。
経済面の目玉はIPEFだ。米ブルームバーグ通信は17日、レモンド商務長官が、「バイデン大統領の日本訪問時に、米国と同志国はインド太平洋の経済枠組みを発足させる」と語ったと伝えた。
IPEF立ち上げに日本も関与
IPEFは、バイデン氏が昨…
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- 【視点】
ざくっといえば自分を大きく見せて相手を牽制するという意味ながら、まだまだ世間でなじみのない「抑止」という言葉が、日本政府内で打ち出の小槌のように使われ、今回の日米首脳会談でもキーワードになりそうなことがわかる記事です。 まずIPEF