「殿、つまようじでございます」 センサーで提供の機械が意外な人気
堤恭太
「こんなの、売れるの?」という声に反し、大ヒットした商品がある。
手をかざすと、つまようじが1本ずつサッと出てくる。動きがおもしろい。
名前は「つまようじ献上2」。ようじが出てくる様子が、家臣が主君に両手で刀を献上する姿に似ていることから名付けられた。
卓上に置けるサイズで、幅107ミリ、高さ93ミリ、奥行き77ミリ。赤外線センサーが機器にかざした手に反応して、1秒以内にようじが2本の手のような支えに乗って出てくる。反応する範囲は約12センチだ。
ようじは市販のものが約100本入る。底に安全装置が付いていて、運んでいる時や倒している時は動かない。単4電池4本で1日5回程度で3カ月ほど使えるという。
開発したのは、埼玉県川口市にあるダイトク社。センサー技術を生かした産業用LED照明や防犯カメラの企画製造販売を手掛けている。
2019年に発売した1号機は完売。センサーを改良して誕生したのが、今回の2号機だ。
ネット販売の楽天市場で、2950円で販売。非接触が求められるコロナ禍の時代にもフィットしそうだ。(堤恭太)
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