鳥取・境漁港でマイワシ大漁、過去20年で最高レベル 昨年比で倍増

渡辺翔太郎
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 国内有数の水揚げ量を誇る境漁港がある鳥取県境港市の市役所に18日、今年20回目の大漁旗が掲揚された。市によると、1千トン以上の水揚げで大漁旗が掲げられるようになった2002年以降、5月で20回に達したのは初めてという。

 大漁旗は、漁を終えて入港する船の水揚げ量を集計し、全体で1千トンを超えると掲げられる。今年は3月4日に初めて揚がると、3月は11回、4月は3回、5月はこの日で6回を数えた。過去に20回を超えた年は5回あるが、最も早かった18年でも6月21日で、今年は1カ月あまり上回る。

 大漁を支えるのはマイワシだ。大漁旗が1年で5回だけだった21年の1~4月の漁獲量は約1万1千トンだったが、今年は約2万5千トンと倍増。18日の漁獲量の内訳も、ほとんどがマイワシ(893トン)だった。

 県水産試験場の徳安理敬(みちひろ)研究員は「マイワシは周期的に増減を繰り返しているとされ、日本海側のマイワシは現在、増加傾向にある。今後も漁獲が多い可能性は高い」という。

 境漁港では19年以降、水揚げ量が10万トンを割り込み、水揚げ金額も20、21年は200億円を下回る。市水産商工課の佐々木雅史係長は「このまま豊漁が続き、10万トン、200億円の回復を期待したい」と話した。(渡辺翔太郎)