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高齢者クラブ母体に「チームオレンジ」 愛知・みよし市で初

中川史
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 認知症の人や家族の困りごとを地域の支援者が把握しサポートする取り組み「チームオレンジ」が、愛知県みよし市で初めて、三好丘緑地区で始まる。厚生労働省の認知症総合支援事業の一つで、地区では「チームみどりんオレンジ」と命名された。代表に17日、受講講座の修了証が授与された。

 昨年9月、地区の高齢者が所属する「いきいきクラブ」の会長山田隆夫さん(73)から、地域包括支援センターに相談があったのがきっかけだ。「グラウンドゴルフの仲間に認知症と診断された女性がいる。認知症について勉強し、今後も地域で支えたい」との申し出だった。

 山田さんによると、「グラウンドゴルフは楽しかった」という女性の言葉を聞いた家族が「続けさせてほしい」と要望した。ところが、同じパーティーでプレーをする仲間が励ましや気遣いで疲れてしまう姿に、「これは続かん。家族もたいへんだ」と気づかされたという。

 男女25人ほどが翌10月に認知症サポーターの養成講座、その後もステップアップ講座を今年3月まで12回にわたって受講した。今後もグラウンドゴルフと学びを続けつつ、支援や相談、声かけ、フレイル予防などに取り組み、「認知症それがどうした!!と言える三好丘緑」をめざす。

 市議会臨時会の休憩中に訪れた小山祐市長は「三好丘緑地区をモデルに、地域が支える仕組みを全市に広げたい」と敬意を表した。

 厚労省は、チームオレンジを2025年までに全市町村に組織することをめざしている。(中川史)