塩化カリウム、睡眠薬…スマホ検索 妻子絞殺で起訴の夫、別の計画も
西村奈緒美
新潟市南区の住宅で昨年11月、この家に住む女性(当時29)と1歳の長女が絞殺された事件で、殺人罪で起訴された女性の夫(29)が、事件前の昨年9月にも妻を殺害しようと塩化カリウムを入手したとして、殺人予備などの罪で追起訴されていたことがわかった。
夫は妻子に対する昨年3月の殺人未遂容疑でも逮捕されており、この当時から殺害方法について繰り返しネットで検索していたことも新たに判明した。新潟県警は、夫が強い殺意を持って執拗(しつよう)に殺害を計画したとみて経緯を詳しく調べている。
殺人予備と窃盗罪で今年2月に追起訴されたのは、元看護師の渡辺健被告。昨年9月10日、当時勤めていた病院から塩化カリウムの入った容器10本を無断で持ち出して入手し、妻を殺害する準備をしたとされる。県警の調べに対し、「注射器で腕の血管から塩化カリウムを注入して殺害するつもりだった」と供述しているという。
この約5カ月半前の昨年3月…
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