ロシアのウクライナ侵攻に絡む戦争犯罪で初めて起訴されたロシア軍兵士の裁判をめぐり、米CNNは18日、この兵士が完全に有罪を認めたと報じた。裁判はウクライナの首都キーウ(キエフ)の裁判所で続いており、終身刑が科せられる可能性もあるという。
被告はロシア西部モスクワ州の戦車部隊の指揮官だったワジム・シシマリン軍曹(21)。2月28日、ウクライナ北東部スーミ州の村の路上で、民間人の男性を射殺したとして裁判にかけられている。
CNNによると、裁判で検察側は、シシマリン被告が殺害に先立ち、ほかの4人のロシア軍人と共に、ウクライナ軍の砲撃から逃れるために車を奪ったと主張した。
検察側の主張によると、被告…
【視点】戦争犯罪人を擁護するつもりは毛頭ないが、上官に命令されて一般市民1名を殺害した21歳を終身刑に処すとしたら、量刑として重すぎるだろう。 2019年に国際刑事裁判所が、コンゴで民間人大量殺害等の戦争犯罪を行ったとして、元反政府武装勢力指導者