NYダウ、一時1200ドル超値下がり 終値も今年の最安値を更新

ニューヨーク=真海喬生
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 18日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が一時、1200ドル超値下がりした。小売り大手の決算が市場予想を下回り、インフレによるコスト増が企業収益に響くとの懸念が高まった。終値は、前日より1164・52ドル(3・57%)安い3万1490・07ドル。下げ幅は今年最大で、今年の最安値を更新した。

 この日に今年2~4月期決算を発表した米ターゲット、前日に決算を発表した米ウォルマートと、小売り大手2社が相次いで市場予想を下回る数字を発表した。いずれも、燃料費の上昇や供給網の混乱による輸送費の増加、人件費の上昇などでコストがかさみ、利益が市場予想を下回った。2社ともインフレが長引くとみており、インフレが企業業績を圧迫する懸念が高まって株式が売られた。

 ターゲットの株価は18日、約25%と大幅に下落。ウォルマートも6%超値下がりした。さらにコストコが12%、アマゾンが7%など、業績への懸念から他の小売企業の株価も大きく値下がりした。(ニューヨーク=真海喬生)