製鉄所に兵士なお数百人以上 退避めぐり、ロシアと「難しい交渉」

有料会員記事ウクライナ情勢

ベルリン=青田秀樹、ワシントン=高野遼
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 2カ月半にわたりロシア軍の包囲が続いていたウクライナ南東部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」には、数百人から1千人単位のウクライナ側の兵士が残っている模様で、退避をめぐる交渉が続いている。一方、ロシア軍が掌握をめざしている東部ドンバス地方での攻撃について、米国防総省高官は「小規模で、目標も限定的となってきた」との分析を示した。

 製鉄所はウクライナ内務省軍の「アゾフ連隊」などが抵抗の拠点としてきたが、幹部が「任務を完了した」と表明し、16日から負傷兵らが退避を始めた。ロシア国防省の18日の発表によると、計959人がロシア側の支配下に置かれた。

 製鉄所には2500人の兵士がいたとの情報もある。ウクライナ大統領府のポドリャク長官顧問は18日、国際機関や第三国の代表が仲介役でロシア側と交渉していると説明、「交渉はとても難しい。人の命がかかっているからだ」と語った。地元ラジオでの発言をウクライナメディア「ウニアン」が伝えた。

 ロシアの捜査当局は、退避したウクライナ兵を尋問する考えを示し、一部の兵士の捕虜交換を禁じる法案も用意されている。退避がうまく進み、ウクライナ兵が無事に解放されるのかどうかは不透明だ。

 ウクライナ議会の人権担当に…

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