お好み焼きは断念 バイデン氏「おもてなし」にこめる岸田首相の戦略

有料会員記事岸田政権

里見稔、安倍龍太郎 松山紫乃
[PR]

 米国のバイデン大統領が22日、大統領として初めて来日する。外国首脳の中でも米国の大統領は日本にとって特別な存在だ。歴代首相も別荘への招待や大相撲観戦など、あの手この手で歓待し、緊密さを演出した。岸田文雄首相の「おもてなし」にも外交戦略がこめられている。

 バイデン氏は韓国訪問後、22日に来日。23日に首相と対面としては初めての会談に臨み、24日には日米豪印(クアッド)首脳会合に参加する。到着日を除けば、バイデン氏の日本滞在は実質2日間しかない。

 最終日にはクアッドが控えており、首相が腰を据えてバイデン氏をもてなせるのは事実上、23日の1日だけとなる見通しだ。首相周辺は「時間は限られているとはいえ、しっかりおもてなしをしたいとの首相の思いは強い」と語る。

 米国は日本にとって唯一の同盟国で、米国との関係は安全保障に直結する。大統領との親密な関係を強調することは、中国や北朝鮮、ロシアなどへの効果的な牽制(けんせい)になる。もちろん、日本国民への強力なアピール材料にもなる。

 首相は昨年10月の就任以来、バイデン氏との会談を切望し続けてきたが、新型コロナウイルスオミクロン株の感染拡大で調整が難航。就任7カ月でやっと実現した対面での会談には「出遅れ感」は否めない。それだけに、首相には今回の会談を成功させて、夏に控える参院選への弾みにしたいとの思惑もある。

成否は日米関係に直結

 今回、首相が特に重視するの…

この記事は有料会員記事です。残り1543文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら