コロナでベンチを外れた選手の再登録認める 夏の高校野球地方大会

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 今夏の第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の臨時運営委員会が19日、大阪市内で開かれ、地方大会を対象とした新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインがまとまった。

 大会前や大会中に感染した選手、感染が疑われる選手が出た場合、試合開始前まで選手登録の変更を可能とすることなどが盛り込まれた。

 今夏の地方大会は6月18日に全国のトップを切って沖縄が開幕し、25日には南北北海道、兵庫が続く。7月にかけ、49代表の座をめぐる戦いが本格化していく。

 ガイドラインでは、一度登録を外れた選手も、診断書などを用意することで大会中の再登録が認められる。

 ただし、当該選手に代わって登録された選手のみが入れ替えの対象となる。

 感染した選手や感染が疑われる選手が出た場合、チームとしての大会への出場可否は、当該校の校長が判断するが、集団感染と認められる場合などは主催者が出場を差し止めることがある。

 試合中、ベンチ内の控え選手、監督、責任教師、記録員らには熱中症対策をした上で、マスクの着用を求める。ベースコーチを含め、グラウンドでプレーしている選手には義務づけない。

 観客収容の上限は地域の感染状況を踏まえ、各自治体が定める上限に従うこととし、大声での声援や合唱は控えることとした。

 ブラスバンドの入場に関してもガイドラインを定めた。

 入場の可否は主催者が判断するとした上で、入場は50人以内(楽器を演奏する生徒)を原則とする。

 ただし、球場の収容人数によって、距離(前後、左右の演奏者との間隔2メートル)が取れるのであれば、50人を超えて入場することもできる、とした。

 阪神甲子園球場での全国選手権大会は8月6日に開幕する。

 現時点では観客数に制限は設けず、最大4万1千人を入場させる方針を明らかにしている。

 今後の新型コロナの感染状況によって変更される可能性はあるが、全国選手権が入場制限なく開催されれば、2019年の第101回大会以来、3年ぶりとなる。

 全国選手権は20年の第102回大会は中止となり、昨夏の第103回大会は入場を保護者や野球部員らの学校関係者に限り、一般の観客向けのチケット販売は行わなかった。

 選抜大会は昨春は上限を1万人に制限した。

 今春は上限2万人で開幕し、兵庫県のまん延防止等重点措置の解除に伴い、途中から制限はなくなった。

ガイドラインの要点

・試合中、素手でのハイタッチ、握手を控える

・ベンチ内ではマスクを着用。グラウンドでプレーしている選手には義務づけない

・感染した選手、感染が疑われる選手が出た場合、登録変更は試合開始前まで可能とする。一度外れた選手の再登録も可

・感染した選手などが出た場合、チームとしての出場の可否は当該校の校長が判断する。ただし、集団感染などの場合は出場を差し止めることがある

・ブラスバンドを入場させる場合は原則、50人以内。距離がとれるのであれば、50人を超えての入場も認める