地上30キロ、成層圏から地球眺めませんか 札幌のベンチャーが構想
中沢滋人
気球に乗って宇宙へフワリ!=HTB提供
「宇宙の入り口」から丸い地球を眺められたら――。そんな夢を札幌市のスタートアップ企業が追いかけている。「宇宙の入り口」とは、高度25~30キロの成層圏。そこで人を乗せた気球を飛行させ、多くの人に気軽に「宇宙観光」を楽しんでもらいたいという。
この企業は札幌市の「岩谷技研」(岩谷圭介社長)。岩谷社長は北海道大で宇宙工学を専攻し、2016年に起業。「特別な訓練をすることなく、幼児から年配者まですべての人を宇宙の入り口まで連れて行く」をコンセプトに、プラスチック気球や気密キャビンの開発を進めている。
19日には、ロケットを通じた地域起こしを目指している北海道大樹町の町多目的航空公園(北海道スペースポート)で、将来の旅客型気球運行を見据えた、気球の放球実験を行った。同町とスペースポートを管理・運営するスペースコタンの協力で初めて実現した。
長距離の通信能力を調べるた…
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