園児が生コンこねこね 建設業者、興味もってくれたら

高田純一
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 サイズが合っていないぶかぶかのヘルメットを身につけた園児たちが工事現場に現れた。

 和歌山県岩出市の和歌山中央幼稚園の園児90人が19日、建設会社が企画した建設業体験会に参加した。訪れたのは岩出市の河川拡幅工事の現場。生コンクリートをこねたり、油圧ショベルに従業員と一緒に乗ったりして楽しんだ。人材難に悩む建設会社側としては、現場を園児に見てもらい、将来就く仕事の候補として興味を持ってもらえればと考えている。

 企画したのは、紀の川市の建設会社「畑中産業」。畑中雅登社長(39)によると、同社の従業員の年齢層は、20代の2人を除いて40~60代だという。3K(きつい、汚い、危険)の職場というイメージが根強く、若い人がなかなか増えないという。建設業界としては給与の向上、週休2日制の導入のほか、重機の自動制御で危険性を少なくするなどイメージアップを図っているという。

 畑中社長が、「この重機を操って建物をつくっていますが、完成したら達成感がいっぱいある仕事です」と園児たちにアピールした。園児たちは「冷たい。どろ団子みたい」と泥遊びならぬ生コン遊びに夢中になっていた。

 ある従業員が「コンクリは硬くなります。道路や家ができるんですよ」と語りかけると、「へえー」と驚いていた。(高田純一)