激戦の与野党、競うはあの大国への強硬姿勢 豪州、21日に総選挙

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シドニー=西村宏治
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 21日に総選挙が実施されるオーストラリアで、中国への強硬論が勢いを増している。両国関係はここ数年で悪化しており、今回の選挙戦ではモリソン首相、野党・労働党のアルバニージー党首のいずれもが、中国の脅威を訴えている。専門家からは「豪州は、もはや中国に融和的な政策を取るのは難しい」との指摘も出ている。

 「最近は、だれも中国のことを話題にしなくなったよ」。ワイン畑の広がる豪州南東部のハンター・バレー。老舗のワイナリーを営むブルース・ティレルさん(70)は、そう言った。

 豪州のワイン業界はここ数年、対中関係に翻弄(ほんろう)されてきた。2015年に豪中間の自由貿易協定が発効すると、取引が急拡大。ティレルさんの会社でも、輸出の25%を中国向けが占めるまでになった。

 だが18年、豪政府が中国の…

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