「農家には辛抱して…」 工業用水を優先再開 明治用水漏水問題

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小林圭、佐藤瑞季、山下寛久
【動画】明治用水頭首工の大規模漏水、対応進む=長島一浩、細川卓撮影
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 愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工」で大規模な漏水が発生した問題で、県は19日夜、安城浄水場(同県安城市)での取水が再開し、工業用水が段階的に利用可能になったと発表した。トヨタ自動車関連の工場では、操業を再開する動きも出てきた。一方、農業用水の給水再開のめどは立っていない。

 工業用水は、安城浄水場を通じ、岡崎市や豊田市など9市3町の131事業者に送られている。給水は19日夜から、衣浦臨海エリア(刈谷、高浜、碧南、半田の4市、安城、西尾、岡崎、幸田の4市町の一部、東浦、武豊の2町)▽北部エリア(豊田、みよしの2市と安城、岡崎の2市の一部)▽幸田エリア(岡崎、西尾、幸田の3市町の一部)の順に再開した。

 県の担当者は、「仮設ポンプが設置されたことで安城浄水場に水が届くようになったため再開した」と説明。一方、頭首工での大規模漏水は現在も続いており、県は事業者に対し、給水再開後も使用量を通常の3割程度に抑えるよう依頼するとした。

 東海農政局では、さらなるポ…

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