伝書バト、刑務所に麻薬を「密輸」 休憩中に保護され未遂に終わる

サンパウロ=軽部理人
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 南米ペルーで17日、刑務所に麻薬を運ぼうとしていた伝書バトが見つかり、話題になっている。ハトは約30グラムの麻薬を「密輸」していたが、送り手や受け手が誰なのか、まだ分かっていない。

 ペルーの警察当局によると、中部ワンカヨにある刑務所の正門前で、路上の水たまりの水を飲んでいるハトを刑務所の職員が発見。ハトが疲れているように見えたため保護したところ、首から小さな袋を提げており、袋から大麻が出てきたという。

 地元メディアなどによると、ハトは刑務所の中を目指すよう訓練されている様子だった。警察は大麻の送り手や、刑務所の中の受け手が誰なのか、今後捜査する。ハトは保護から24時間後に解放されたという。

 ワンカヨの刑務所では過去にも、受刑者への差し入れのタマネギやジャガイモに大麻を忍ばせる事例があったという。だが伝書バトを使った「密輸」が発覚するのは初めてとみられ、地元警察のトップはメディアに対し「違法な薬物取引に関わる犯行グループは、どんどんと独創的になっている」と述べた。(サンパウロ=軽部理人