履正社高校(大阪)の野球部を35年間率いて、2019年夏には全国制覇を果たした岡田龍生・前監督(60)=現・東洋大姫路高校監督=は、選手とのコミュニケーションのアイテムとして「野球ノート」を活用していた。その内容がずば抜けて優れていたのが、坂本誠志郎捕手(28)=現阪神=だったという。
「野球ノート」はかなり早くから採り入れとった。我々が日々チェックし、気になることがあれば返事を書いていたが、ほとんどの生徒は、その日にやったことを書いているだけ。「お前らの野球ノートは小学生の絵日記や。もっと考えて書けよ」とよく笑いながら指導した。
そんな中で、坂本が書く内容は次元が違っていた。
練習への取り組み方から、捕…
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