パンも電気代も値上げ…喫茶店のモーニング直撃「店の努力だけでは」
宮野拓也、高絢実
タマネギ、小麦、マヨネーズ――。値上げが止まらない。20日に4月の消費者物価指数が発表され、電気代や食料品などの価格は軒並み上昇した。消費者の受け止めは。
東京都練馬区のスーパー「アキダイ」。20日午前、タマネギの前で足を止めていた練馬区のパート吉澤美保さん(48)は「タマネギは好きでよく買うが、やっぱり高い。ハンバーグに入れるときは量を減らしてニンジンやキノコを入れて工夫しています」と話す。タマネギは天候の影響もあって高騰しており、3個298円で並んでいた。
ノルウェー産のサーモンなど、ロシア上空を飛行機が飛べないことで輸送コストが上がり、値上がりしたものもある。輸入品は円安の影響も受ける。
同区の主婦鈴木洋子さん(56)はウクライナ危機の影響で小麦の値段が上がると聞いてシリアルを多めに買って備えている。「少し遠くても安いスーパーに通うようにしている。早くウクライナが平和になって、値上げも落ち着いてほしい」と話した。
同社社長の秋葉弘道さん(5…