スタッフ6人、準備は3カ月 それでもWEリーグ最多入場者 内幕は
堤之剛
スポーツ好奇心
選手を後押しする太鼓の大きな音が響き、ピッチを囲む360度の方向から手拍子が沸き立つ。
東京・国立競技場で初となる日本女子プロサッカー「WE(ウィー)リーグ」の試合に、リーグ史上最多の1万2330人が詰めかけた。
5月14日にあったリーグ初年度優勝のINAC神戸と、2月に皇后杯を制覇した三菱重工浦和の試合。浦和が1―0で勝った試合はプレーのたびに盛り上がった。
日本サッカー界では「聖地」とも評される特別な場。I神戸がホーム試合として開催し、採算は黒字をたたき出した。
それまでのリーグ1試合平均入場者は約1400人。しかし収容約6万8千人の国立競技場での開催に、I神戸は入場者2万人を目標に定めた。
準備期間は3カ月。
I神戸のクラブスタッフは社長を含めて6人だけだ。
社長、広報の男性、2、30代の女性スタッフ4人。しかも、4人の女性スタッフはプロ興行に携わるのは昨年9月に始まったこのWEリーグが初めて。「ルーキー軍団」と呼ぶスタッフもいた。
それでも、いかに集客につなげたのか。
スタッフの一人は明かす…
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