日本EVの先駆者が軽で挑む「元年」 日産・三菱自両社長が戦略語る

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聞き手・神山純一、千葉卓朗、福田直之
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 日本の自動車市場にどう電気自動車(EV)を広げていくか。日産自動車三菱自動車の両社長に、それぞれの戦略を聞いた。(聞き手・神山純一、千葉卓朗、福田直之

ガソリン車との差 縮まっている 日産自動車の内田誠社長

 ――軽EV「サクラ」のこだわりは。

 「日本の乗用車市場の4割を占める軽で、EVを出したいと思っていた。日本でEVを広める車だ。良い車だと自信がある。僕は、ワクワクする車が大好きだが、サクラにはその要素が詰まっている。EVだからこそ実現できる力強い加速と静粛性に力を入れた。上質なデザインにもこだわった」

 「これからEVを普及していきたいという思いから、名前は日本を象徴するサクラとした。日本の中で受け入れていただけるように、という思いが込められている」

 ――サクラのターゲットはどのような想定ですか。

 「主として子育てが一段落した女性を想定した企画開発をしたが、幅広いお客様に受け入れられる商品にすることができた」

 ――日産はEV「リーフ」を発売した先駆者です。

 「リーフを2010年に発売した後、技術だけでなく、使い勝手を含め様々なお客さまの声を聞いてきた。それらを全て詰め込んだ。電池の寿命は延び、中古車価格は下がりにくくなった。ガソリン車との差はなくなりつつある。サクラはEVの『ゲームチェンジャー』になれる」

 ――海外には軽規格はありませんが、小型EVへの需要はあると思います。海外輸出は考えていますか。

 「現時点では考えていない…

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