使用済み家電再生を新たな柱に ヤマダ、年30万台目指し工場新設
佐藤英彬
家電販売大手のヤマダホールディングスの家電リユース(再利用)の新工場が群馬県藤岡市に完成し、20日に落成式が開かれた。今後は東北や中国地方でも新工場を建てる予定。新たな収益の柱と位置づけ、2025年度には30万台のリユース品の生産を目標に掲げている。
新工場は、東京ドームのグラウンド面積とほぼ同じ広さの約1万5千平方メートルの敷地内の鉄骨2階建て。ヤマダのリユース工場としては最大規模という。東日本エリアの量販店で買い取った洗濯機と冷蔵庫に特化し、年間で計約9万6千台を生産できるという。
隣接する既存の2工場ではテレビやエアコンなどを手がけ、工場全体で約15万6千台を計画している。
複数回の点検と洗浄を重ね…