ウクライナ国防省の諜報(ちょうほう)部門である情報総局トップのキリロ・ブダノフ少将が米紙ウォールストリート・ジャーナルの取材に応じ、2014年にロシアに一方的に併合されたクリミア半島を含む「すべての領土」からロシア軍を追い出すまで戦い続けると語った。同紙が20日に報じた。
ブダノフ氏は「(ウクライナが旧ソ連から独立した)1991年の国境以外は知らない」と述べ、「世界の誰かが、ウクライナに自衛できる条件やできない条件を指図できると考えているなら、それは大きな間違いだ」と語った。
ブダノフ氏によると、ウクライナ軍は今後数カ月の間に、ロシアが支配するウクライナ東部や南部からロシア軍を追い出すことに重点を移すという。そのためには、中長距離のミサイルシステムや戦闘機などが必要だとして、「これらの兵器なしに大規模な攻勢をかけることは非常に困難だ」と欧米側に協力を求めた。
ブダノフ氏はロシア軍の戦力…