札幌も候補の2030年冬季五輪、12月に一本化か IOCが見通し

ロンドン=遠田寛生
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 札幌市などが招致をめざす2030年冬季オリンピック(五輪)・パラリンピックの開催都市が年内に一本化される可能性が20日、高まった。

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長がオンラインで行われた総会後の会見で「来年に決めたいと考えている。理想を言えば、正式決定は来年5~6月にインド・ムンバイで開かれる総会でしたい。そうなるには、12月の理事会で(候補を一つに)絞る段階に入らないといけない」と話した。

 30年には、02年大会を開いたソルトレークシティー(米)や10年大会開催地のバンクーバー(カナダ)、ピレネー・バルセロナスペイン)も開催への意欲を見せている。

 今後はIOC将来開催地冬季委員会が最もふさわしい都市を絞り込み、理事会に推薦する。理事会の承認が得られれば、事実上の最終審査に進み、総会で正式決定される。

 五輪の招致は開催7年前に決める規定があったが、招致熱の冷え込みなどを受けて19年に変更された。現在は前倒しを含め、時期にとらわれずに柔軟な選考が可能になった。昨夏にはブリスベン(オーストラリア)が32年五輪・パラリンピックの開催都市に選ばれた。開催の約11年も前の決定だった。

 札幌市について、バッハ会長は以前から「全てが整っている。将来的に素晴らしい冬季五輪を開催できると自信をもっている」と太鼓判を押してきた。選ばれれば1972年大会以来、58年ぶり2度目の開催となる。(ロンドン=遠田寛生)