東京・上野の死亡ひき逃げ事故、容疑のトレーラー運転手を逮捕
東京・上野で20日朝にあった死亡ひき逃げ事件で、警視庁は21日、東京都江戸川区中葛西1丁目、トレーラー運転手の佐藤正和容疑者(55)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。「歩行者をひいたことに気づかず、走り去ったことに間違いない」と供述しているという。
上野署によると、佐藤容疑者は20日午前5時25分ごろ、台東区上野5丁目の路上で近くに住む西脇繁正さん(89)を大型トレーラーではねて死亡させ、そのまま逃走した疑いがある。防犯カメラの映像などから関与の疑いが浮上した。
佐藤容疑者は、赤信号で止まっていた大型トレーラーの前を横断しようとしていた西脇さんに気づかずに、信号が変わると発進させて西脇さんをはねて、そのまま約240メートル引きずったという。西脇さんは頭を強く打つなどして、搬送先の病院で死亡が確認された。