マリウポリの製鉄所、団地か公園に? 教育も標識も…ロシア化進む街

有料会員記事ウクライナ情勢

ウクライナ西部ブコベル=坂本進、ベルリン=野島淳
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 ロシア国防省は20日、ウクライナ南東部マリウポリを完全に制圧したと宣言した。ウクライナ兵が抵抗の拠点としていた製鉄所「アゾフスターリ」を「完全に解放した」と主張している。約3カ月に及ぶ攻撃の末、ロシアが占領するクリミア半島とウクライナ東部をつなぐ要衝を、ロシアが支配することになる。

 ロシア国防省によると、製鉄所からウクライナ兵の最後のグループ531人が「投降」したという。16日以降、製鉄所を出たウクライナ兵は計2439人に上るとしている。また、ウクライナ内務省軍の部隊「アゾフ連隊」の指揮官を、特別な装甲車両でアゾフスターリから連れ出したとも主張した。

 ロシアのショイグ国防相は「解放」をプーチン大統領に報告したという。一方、ウクライナ側からは明確な声明はなく、全ての兵士らが製鉄所から出たのかは確認されていない。

 マリウポリでは、ロシア支配…

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    服部倫卓
    (ロシアNIS経済研究所所長)
    2022年5月22日8時21分 投稿
    【視点】

    マリウポリには、くだんのアゾフスターリに加え、イリチ記念冶金コンビナートという大製鉄所もあり、合わせてウクライナの粗鋼生産の4割ほどを占めていた。周知のとおりアゾフスターリは全壊したし、イリチの方も復旧はまず不可能だろうと見る。 一部に、