秘策は「密」の味 忘れられた地域の魅力、気づかせた審査委員の一言

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河合博司
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 約55万本のヤマザクラが自生する茨城県桜川市には「ヤマザクラ課」という部署がある。「西の吉野、東の桜川」とうたわれた魅力をPRしているが、若い人に響く特産品がない――。職員たちにはそんな悩みがあった。

 「もっと将来性のある商品はないか」

 今年2月下旬、市の新たな特産品を選ぶ「さくら川百貨」の会議の席に、重苦しい空気が流れていた。そんな時、審査委員の一人で、フードディレクターの田野島万由子さん(39)が口を開いた。

「その手があったか」驚いた担当者

 「試しにヤマザクラの蜜を採…

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