鈴木Pの思考を探る「鈴木敏夫とジブリ展」 名セリフの振り返りも

西田健作
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 「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」などの作品を世に送り出してきたスタジオジブリ(東京)の鈴木敏夫・プロデューサー(73)の思考の源を探る「鈴木敏夫とジブリ展」が、京都市中京区京都文化博物館で開催されている。見どころの一つが、鈴木さんが子どものころから読んできた約8800冊の本の展示だ。

 4月下旬に会場を訪れた鈴木さんは「読んできた本を一堂に会してみたいという希望がかなった。影響を受けたいと思って読んだ本は1冊もない。どれも楽しそうだなと思って読んだ本ばかりです」と話した。

 鈴木さんは徳間書店を経て、スタジオジブリの設立に参加。高畑勲宮崎駿作品の制作に関わってきた名プロデューサーだ。

 鈴木さんは、苦しい時に思い出す本や映画はあるかと問われると、そういう作品は無いと答えた。その上で、「しんどい時、つらい時こそ、客観的に自分を見て、それを楽しめばチャンスになる」と話した。

 同展は、少しずつ内容を変えながら全国各地を巡回している。会場では、スタジオジブリ作品の名セリフを鈴木さんの直筆の書で振り返るコーナーや、トトロと写真を撮ることができるコーナーもある。

 6月19日まで。一般・大学生1600円。問い合わせは京都文化博物館(075・222・0888)へ。西田健作