福井で「若狭・三方五湖ツーデーマーチ」開幕 1775人が参加

佐藤常敬、中田和宏
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 第30回若狭・三方五湖(みかたごこ)ツーデーマーチ(福井県若狭町日本ウオーキング協会、朝日新聞社など主催)が21日、若狭町の若狭さとうみパークを主会場に2日間の日程で始まった。新型コロナウイルスによる中止・延期があり、開催は3年ぶり。初日は、ラムサール条約登録湿地の三方五湖を一望できる梅丈岳(ばいじょうだけ)を含む30周年記念コースなど、5~30キロの4コースに全国から1775人が参加。新緑が映える湖畔の風景を楽しみながらゴールを目指して歩いた。

 この日は、30回記念で有料道路の「レインボーライン」の一部が歩行者専用になり、参加者は標高400メートルの梅丈岳の山頂を歩いて目指した。急な傾斜に息を切らせながらも、山頂では若狭湾や三方五湖を一望できる絶景に心を癒やし、笑顔を見せた。

 地元、福井県若狭町の小学6年生、松宮一輝さん(11)は両親と一緒に5キロのコースを歩いた。「久々に長い距離を歩いて疲れたけど、学校のこととかいろんな話を家族でしながら歩けて楽しかったです」と笑顔を見せた。

 中学生野球チーム「美方ボーイズ」も地元イベントを盛り上げようと、メンバー16人が引率の保護者2人と20キロコースにエントリー。メンバーの一人で美浜町の高田活有さん(14)は「思った以上に長かったけど、後半もみんなで声をかけ合って頑張りたい」と中間地点で話した。

 富山市から夫婦で参加した谷栄一さん(65)と京子さん(62)はウォーキングが趣味という。ツーデーマーチは何度も参加しているが、湖畔を巡るコースは初めてという。栄一さんと京子さんは「コロナで外を歩く機会が減っていたけど、久々に若狭に来られて良かった。曇りだったけど歩くのには心地よく、水辺を歩くのは気持ち良かった」と話した。

 石川県津幡町から参加した西村圭司さん(42)は、3回目の参加という。西村さんは「コロナで大会が中止になり寂しかった。景色を見ながら、時間を気にしないでぼーっと歩けて楽しかった。明日も10キロコースを歩きます」と話した。

 22日も、若狭から京都へ海産物を運んだかつての「鯖(さば)街道」や宿場町を巡る5~30キロの4コースがある。当日参加も会場で受け付ける。(佐藤常敬、中田和宏)

拉致早期解決へ 地村さんら活動

 北朝鮮による拉致被害者の地村保志さん(66)が主会場の若狭さとうみパークで、「北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会」のメンバー約10人とともに拉致問題の早期解決を求める署名を参加者から集めた。会長の森本信二さんは「全国の皆さんに改めて拉致問題を知ってもらう大切な機会。拉致に関心を持ってもらい、解決への思いが伝われば」と話した。

 埼玉県から参加した松本とみさん(84)は「横田めぐみさんたちが一日も早く帰ってこられるように心から願っています」と話した。