インド、ロシアとの深い関係…兵器の半数・石油 クギ刺すバイデン氏

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松山尚幹、ワシントン=園田耕司、榊原謙、シドニー=西村宏治、ニューデリー=石原孝、北京=冨名腰隆
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 バイデン米大統領が22日に来日する。23日に岸田文雄首相との首脳会談、24日に日米豪印(クアッド)首脳会合を開く。ロシアのウクライナ侵攻のさなか、韓国と日本というアジアの同盟国を訪問するバイデン氏の念頭にあるのが、インド太平洋地域で影響力を拡大する中国への対抗だ。

 バイデン氏は、インド太平洋地域における民主主義国家の力強い結集を、ロシアと接近する中国に示すことで、海洋進出や台湾侵攻などを抑止したいという思いがある。

 サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、クアッド首脳会合やインド太平洋地域での新たな経済枠組み(IPEF)創設について、「我々が発する力強いメッセージは、北京にも聞こえると思っている」と語る。

 バイデン政権は中国を「唯一の競争相手」とし、同盟国・友好国との連携を対中戦略の要に置く。なかでも日米豪印は、2月に発表した外交安全保障・経済政策を包括的に示す「インド太平洋戦略」で「地域のトップグループ」と位置づけられた。

「敵基地攻撃能力」議論に影響も

 クアッドは、米英豪の安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」と並び、バイデン政権にとってインド太平洋戦略の柱となる存在だ。

 軍事同盟的な色彩を帯びるオ…

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    服部倫卓
    (ロシアNIS経済研究所所長)
    2022年5月23日7時6分 投稿

    【視点】一つのポイントとして注目していいのは、インドにはロシア系の製油所が存在することである。5年前に、ロシア最大手の国営ロスネフチが、インド製油大手のエッサーオイルを129億ドルで買収したものである。エッサーオイルは後にナヤラ・エネルギーに社名変