避けたい史上例のない屈辱 3大関みんな負け越し、最後の砦は貴景勝

松本龍三郎
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 千秋楽を迎えた大相撲夏場所(東京・国技館)で、大関陣が“全滅”の危機に瀕(ひん)している。

 14日目を終え、3人いる大関のうち正代と御嶽海がすでに負け越している。貴景勝も7勝7敗で楽日を迎え、3大関がそろって負け越す可能性が残っている。

 大関が2場所連続の負け越しで転落となる現行のカド番制度になった1969年名古屋場所以降、2人の大関が皆勤して負け越したのは5例しかない。

 皆勤した3大関がいずれも負け越したケースは、過去に一度も起きていない。

 13日目、負けた方が来場所のカド番となる7敗(6勝)の大関同士の「サバイバルマッチ」が組まれ、御嶽海が正代を下して、まず正代が負け越し。

 踏みとどまった御嶽海だったが、翌14日目には「サバイバルマッチ」が再び組まれ、同じく後がない7敗の貴景勝に敗れた。

 御嶽海は大関在位3場所目で、初のカド番を迎えることになった。

 千秋楽、唯一「生き残った」貴景勝は、すでに負け越した正代と相撲を取る。

 史上例のない屈辱は避けられるか――。

 「初日から変わらず、やりきることだけ考えてるので。明日も最後集中してやります」。最後の砦(とりで)となる貴景勝に、全てがかかる。(松本龍三郎)