岸田内閣支持、発足以来最高59% 朝日世論調査
朝日新聞社は21、22日に全国世論調査(電話)を実施した。岸田内閣の支持率は59%(前回4月調査は55%)で、政権発足以来最高となった。また参院選での比例区投票先は、自民党の42%(同41%)がトップで、日本維新の会11%(同13%)、立憲民主党10%(同12%)を大きく引き離した。
内閣支持率について無党派層からは43%、立憲や維新の支持層からも4~5割の支持があった。年代別では70歳以上が69%と高かった。不支持率は26%(同29%)だった。
調査方法
コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、21、22の両日に全国の有権者を対象に調査した。固定は有権者がいると判明した1134世帯から558人(回答率49%)、携帯は有権者につながった2138件のうち874人(同41%)、計1432人の有効回答を得た。
新型コロナウイルスをめぐる政府対応については、「評価する」62%(同53%)が「評価しない」32%(同42%)を上回り、こちらは歴代政権で最高となった。立憲支持層でも7割が「評価する」と答えた。
また、仮にいま参院選があっ…
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- 【視点】
安倍、菅両政権では、新型コロナの新規感染者数の増加に反比例するように支持率が下落したことで、政権の体力が失われて退陣に至った。国民の多数がコロナの感染リスクに敏感で、感染拡大防止対策を主に求める世論があったために、感染者数を抑え込めない政府
- 【視点】
参院選を間近に控えたタイミングでこの数字は、岸田政権にとっては願ってもない状況でしょう。何か大きな失政が顕在化したわけでもなく、またその地味さから、わかりやすい失言など広く関心をひくようなニュースになることが少ないことが、大過なく政権を運営