欄干の向こうに女性 「つらかったなあ」すすり泣く背中を抱きしめた

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田添聖史
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 子どもの送迎中だった主婦が、橋から飛び降りようとしていた女性に気づき、欄干の向こう側から引き戻した。川を見つめる女性の背中に向かって懸命に紡いだ言葉が、女性を踏みとどまらせたという。

 4月19日午前9時50分ごろ、大阪府河内長野市の主婦、岡林和(のどか)さん(35)は2歳の次男を車に乗せ、近くの保育園に向かっていた。

 川沿いの道を走り、右手に橋のある付近にさしかかったときだった。黒茶色の欄干のそばで、大きな白い布が動いたようだった。

 橋のたもとを通り過ぎる2、3秒間に目を凝らすと、白いカーディガンとスカートを着た女性が欄干を乗り越えるのが見えた。

 「飛び降りるつもりだ」。そう直感し、車をバックさせて橋へと向かった。

 運転席から再び女性が見えた。欄干の外側にある幅20センチほどの出っ張り部分に立ち、後ろ手に欄干をつかみ、川へ身を乗り出していた。手を離せば、すぐに落ちてしまいそうだった。

 岡林さんは路肩に車を止め、次男に「ちょっと待っててね」と言って車を降りた。

 「どうしたん? 話、しようか」

 女性の右後ろから話しかけ…

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