全仏テニス開幕も熱気に水を差す問題 「これからどうするの?」

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パリ=遠田寛生
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 3年前の光景にほぼ戻っていた。

 22日、パリ・ローランギャロス。テニスの全仏オープンが開幕し、会場は熱気に包まれた。

 新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年以降、初めて観客人数の上限が外れた。

 コートに向かう途中、あまりの人の多さに列ができる。自然と歩くスピードが落ち、左右前後の人の楽しそうな会話が漏れてくる。

 例年よりコートでの応援の音量が大きく聞こえた。マスク姿が少数なのが関係しているのかもしれない。

 コートに立った選手たちも、4大大会特有の雰囲気を喜んでいた。

 ただ、手放しで喜べる状況ではない。試合後の記者会見では、多くの選手に6月27日開幕予定のウィンブルドン選手権に関する質問が飛んだからだ。

 ウクライナ侵攻で、ウィンブルドン選手権はロシアとベラルーシの選手を出場禁止にした。これを受けた男女プロツアーの統括団体は、ウィンブルドンに選手へのランキングポイントを付与しない方針を明らかにしている。

 ただでさえ、線引きが難しい問題だ。その上、ポイントが獲得できないのは選手にとって死活問題でもある。

 女子シングルス1回戦を勝利…

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