カズワンの引き揚げ作業再開 事故1カ月、沈没海域へ花束手向け

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佐々木洋輔 市原研吾
【動画】斜里町長、国土交通副大臣らが献花 知床観光船事故から1カ月=戸田拓撮影
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 北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で23日、海底に沈んでいる船体の引き揚げに向けた作業が再開された。海上保安庁によると、この日午後、水深10~20メートルまで船体をつり上げたうえで、現場海域を離れる予定という。

 海保が依頼した民間の潜水士は23日朝から、「飽和潜水」によって水深約120メートルの海底まで潜り、つり上げ用のベルトを船体に取り付ける作業を始めた。潜水士が台船上に戻った後、船体が壊れないよう気をつけながら、台船の巻き上げ機で水深10~20メートルまでつり上げる。当初はそのまま網走沖の水深の浅い地点に移動させる予定だったが、強風が見込まれるため、手前の斜里沖に向かう予定。24日にも台船上に船体を引き揚げるという。

 事故発生から1カ月となった23日は、カズワンが拠点としてきた斜里町のウトロ漁港から、小型観光船2隻がカズワンの乗客の関係者とみられる人たちを乗せて現場海域に向かった。乗船者によると、沈没地点の近くまで行き、海に花束を手向けて黙禱(もくとう)したという。地元の小型観光船業者は今回の事故を受けて営業を自粛し、行方不明者の捜索に加わってきた。

斜里町長も献花「1カ月は区切りでない」

 北海道斜里町の知床半島沖で…

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