不振の大関、たたかれるけど どん底を見た照ノ富士の異議

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 大相撲夏場所で3場所ぶりの優勝を果たした横綱照ノ富士千秋楽から一夜明けた23日にオンライン取材に応じ、そろって不振に終わった大関陣をかばった。

 貴景勝が千秋楽にようやく勝ち越したものの、御嶽海は6勝9敗、正代は5勝10敗と負け越した。

 現行のカド番制度になった1969年名古屋場所以降、2大関が15日間出場して負け越したのは5例。万が一、皆勤した3大関がそろって負け越していたら、前例のないことだった。

 今場所の大関陣には、親方衆らから連日苦言が呈された。この日のオンライン会見でも、大関に関する質問が出た。

 照ノ富士はどこか悔しげな表情で、異議を唱えた。

 「そういうことを、やっぱり、言われてもね」と切り出すと、「誰でもそういう時期があると思うし。本当に、良いときも悪いときもあるわけですから」。

 23歳の若さで大関に昇進した照ノ富士だが、病気やひざのけがに見舞われ、何度もカド番を経験した。2017年に大関の地位を手放すまで、皆勤して2勝に終わった場所が1度、4勝止まりも2度あった。

 一度は序二段まで落ちながらカムバックを果たし、いま横綱を務めている。

 「やっている人しか分からないこと。良い時は褒めて、悪い時にたたかれちゃうのは良くないと思う」と話した。