「1席空け」を全面解除 裁判の傍聴席、コロナで制限 まず仙台で

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 新型コロナ対策で「1席空け」になっていた裁判の傍聴席の使用制限が、順次解除される見通しになった。最高裁が全国の裁判所に緩和の検討を促す通知を発出。仙台の高裁、地裁、家裁は23日、全席使用を27日から再開すると発表した。マスク着用は「引き続きお願いする」という。

 最高裁は今月10日付の通知で、同じ方向を向いて黙って座る傍聴の特性や、オミクロン株の重症化リスクの低さを踏まえ、「マスク着用の協力要請を前提に全席利用する」との考えを示した。

 具体的には各地の裁判所が検討し、仙台高裁などは宮城県内の感染状況からいち早く解除を決めた。6月上旬にかけ、他にも複数の地域で解除される見通し。一定規模の感染が続く東京は「検討中」(東京高裁、地裁)という。

 最高裁は2020年3月、世界保健機関の指針を踏まえて「席の間隔をおおむね1メートル(2席分)空ける」と通知。同年10月、専門家の意見を聞いて「1席空け」に緩和していた。