バイデン氏発言に台湾「非常に心強い」 米台関係は「史上最良」状態

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台北=石田耕一郎
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 岸田文雄首相とバイデン米大統領は23日の首脳会談で、台湾海峡の平和と安定の重要性を確認し、台湾への軍事圧力を強める中国を牽制(けんせい)した。さらにバイデン氏は会談後の共同会見で、中国が台湾に侵攻した場合の軍事的関与について、「イエス。それが我々の約束だ」と言及した。岸田氏も会談で、日本の防衛費の増額を約束した。

 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権の高官は23日、バイデン氏の発言について朝日新聞に、「驚いた。非常に心強い」と語った。日本が防衛力を増強する方針についても、「台湾はこれまでも日本との安全保障面での協力を望んでいたが、日本を当惑させぬよう明確に言葉にはしてこなかった。日台が対中国で運命共同体だという認識が広がっていることを喜びたい」と歓迎した。

 台湾ではロシアによるウクライナ侵攻後、バイデン政権が米軍を派遣しないことへの失望が広がっていた。シンクタンク「台湾民意基金会」の3月の調査では、台湾有事で米軍の参戦を信じる人は34・5%と昨年10月調査の65・0%から急落。こうした状況を受けて、バイデン氏や岸田氏の発言には一層の注目が集まっていた。

 蔡政権にとって、今回の日米…

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