上下関係も野菜もイヤ 全国と無縁も…両親が伸ばした伊東純也の感性

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勝見壮史
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勝利至上主義を考える

 小学生の全国大会は必要なのか――。柔道で廃止が決まり、スポーツ界で議論が広がっている。

 「小学校時代で全然、将来は決まらない」

 小中高と全国大会とは無縁だったサッカー日本代表伊東純也(29)は、子どもたちに、そうメッセージを送る。

 「小学生のころ、全国なんて、全然無理でした。地元の横須賀市の大会で負けていましたから。正直、全国はめざしていなかったかもしれないですね」

 そんなサッカー少年が本場の欧州でプレーし、今や代表のエースと言われるまでになった。

 勝つことには、こだわってきた。でも、それよりも大事だと思っていることがある。

 「シンプルに、楽しむこと」

 その思いが、伊東の芯を貫いている。

■両親が伸ばした伊東純也の感性

 そもそもサッカーは遊びの延…

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    平尾剛
    (スポーツ教育学者・元ラグビー日本代表)
    2022年5月30日14時18分 投稿
    【視点】

    勝手ながら自らの競技経験と重ね合わせて、とても共感しました。 小学生の時にやっていたミニバスケットボールでは全国なんて目指してなかったし、中学から始めたラグビーでも上を目指すという意識はほとんどありませんでした。高校生になって全国大会

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    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2022年5月28日11時42分 投稿
    【視点】

     自由な環境の下でサッカーを楽しみ、成長してから才能が開花した伊東選手。  スポーツをしながらいろいろなことを大人から押しつけられ、小さい時から試合には勝っても、バーンアウトを起こしたり、最終的にその競技が嫌いになってしまったり、という事