維新、参院選公約で憲法9条改正明記 「全国政党」にらみ国家観強調

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小手川太朗
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 日本維新の会が夏の参院選で打ち出す公約の原案がわかった。防衛費増額などの安全保障政策や、自衛隊を憲法に明記する9条改正などを前面に掲げる。国家観が強調される内容で、地盤の大阪から脱却し、本格的に「全国政党」をねらう意図がにじんでいる。

 原案の柱は、国会改革▽統治機構改革▽安全保障▽経済対策▽憲法改正など8項目で構成される。

 安全保障では、「積極防衛能力」の構築に向けて防衛費の対国内総生産(GDP)比2%への増額に言及。憲法改正では、「国防を担う組織」に自衛隊を位置づけるために憲法9条を改正し、他国による武力攻撃などに備える「緊急事態条項」の制定にも取り組むとしている。また、核保有国との「核共有」についても言及。「核共有を含む拡大抑止に関する議論を開始する」としている。

 一方で、地盤の大阪に触れる…

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年5月23日23時11分 投稿

    【視点】なるほど、安倍政権がやろうとしてできなかった憲法9条に自衛隊を書き加える「9条加憲」論をふたたび持ち出し、防衛費増額を掲げる。そうすることで、右の自民支持層にも手を伸ばし、立憲をいっそう左へと追いやり、陣地を広げていこうという作戦なのでしょ