カーブで飛ばすバイク、取り出した赤色灯 覆面パトカーに同乗した
上保晃平
【動画】千葉県警の飲酒運転取り締まりに記者が同行した=上保晃平撮影
昨年6月の八街市での飲酒運転のトラックによる児童死傷事故を受け、千葉県警は飲酒運転の取り締まりを強化している。四街道署が4月に行った、夜間の覆面パトカーでの巡回と、昼間のインターチェンジでの検問に記者が同行した。(上保晃平)
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冷えたビールがおいしいだろうな、と思った。ゴールデンウィーク前夜の4月28日午後8時。生ぬるい風を肌に感じながら、記者は四街道署を訪れた。駐車場に灰色のセダン型覆面パトカーがあり、その後部座席に乗り込む。
仕事を終えてお酒を飲み、そのまま運転して帰る――。そんな飲酒運転を取り締まろうと、覆面パトカーは静かに走り出した。
ハンドルを握るのは、同署の幸地要交通課長(41)だ。交通課に入ったのは約15年前。自ら運転して取り締まりを行うのは7年ぶりだが、飲酒運転を見抜くのは得意だったという。
かつての経験から、この日は原付きバイクを重点的に見ることにした。「車よりも飲酒運転の罪の意識が低いから、昔よく検挙していたんです」
「取り締まりに教科書はない」
駅から自宅までの近距離の運…
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