「体が勝手に動いた」 橋に女性、帰宅するフィリピン人が感じた異変

野口駿
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 埼玉県警朝霞署は19日、人命救助に貢献したとして、新座市のアルバイトでフィリピン国籍のヴェガ・エメリアーノ・レボホさん(32)に感謝状を贈った。

 レボホさんが人命を救ったのは、配管工事の仕事を終え、帰宅のために朝霞市内の住宅街をバイクで走っていた4月24日午後1時過ぎ。川にかかる橋で欄干にまたがる女性を見つけた。

 「危ない」と思ったレボホさんは、すぐにバイクを止め、「大丈夫ですか?」と声をかけた。女性は何も答えず、泣いていた。「普通じゃない」と直感した。

 レボホさんは通行人に警察への通報を頼み、女性を欄干から降ろし、警察官の到着まで見守った。後に分かったことだが、女性は自殺を図ろうとしていた。

 レボホさんは16年前に来日した。現在は妻と2人の子どもと暮らす。この日は家族で朝霞署を訪ね、佐藤誠一署長から感謝状を受け取り、「体が勝手に動きました。当然のことをしただけです」と話した。佐藤署長は「勇気ある行動。感謝しています」とたたえた。(野口駿)