世界遺産の平等院、創建970年 はじまりの歴史たどる記念展

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小西良昭
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 世界遺産平等院京都府宇治市)が今年、平安時代の創建から970年を迎えた。それを記念し、歴史を振り返る企画展「平等院のはじまり―宇治から極楽浄土へ―」が平等院ミュージアム鳳翔(ほうしょう)館で開かれている。

 1052年、関白の藤原頼通(よりみち)(992~1074)が父の道長から譲り受けた宇治の別荘を寺に改め、平等院を開いた。その年は仏の教えが衰える「末法」の初年と考えられていたため、極楽往生を願う浄土信仰が広がった。頼通は祈りの場として翌年、阿弥陀堂(鳳凰(ほうおう)堂)を建てた。

 極楽浄土を図解したとされる「当麻曼荼羅科節(たいままんだらかせつ)」(江戸時代)は初公開。浄土信仰を絵つきで解説し、庶民への伝わり方が分かる資料だ。

 鳳凰堂周囲の阿字(あじ)池…

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