「車椅子をかっこよく」、排泄障害も赤裸々に 私が発信し続ける意味

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伊藤繭莉
【動画】自ら出演したアクション映画の裏話や見どころをユーチューブで発信する中嶋涼子さん=吉田耕一郎撮影
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 「車椅子(いす)インフルエンサー」。そんな肩書で活動している中嶋涼子さん(35)は、腹部から下半身がまひしていて車椅子で過ごすリアルな生活を、動画サイトのユーチューブやSNSで赤裸々に発信している。

 なかでも反響を呼んだのが、排泄(はいせつ)のやり方を実演した動画だ。まひのため自力では排便ができない。下剤を飲み、翌日肛門(こうもん)に指を入れ便をかき出し、丸1日トイレで便が出るのを待つ。この週2回の排便日を「UD(ユーディー)(ウンコデー)」と呼ぶ。ベッドに便を漏らした失敗談も隠さない。動画は約50万回再生された。

タイタニックにあこがれて

 9歳の時、突然歩けなくなり、脊髄(せきずい)の炎症を起こす「横断性脊髄炎」と診断された。車椅子生活になり、排泄障害のことも周囲に言えず、外に出ても周囲の視線が気になる。そんな小学生の時に映画館で見た映画「タイタニック」に感動した。自分も勇気を与える映画を作りたいという夢ができた。

 高校卒業後、映画制作を学ぶために留学した米国では、見知らぬ人から「何で障害があるの?」と声をかけられ、手助けしてくれる。障害を忘れるほどの生きやすさを感じた。「これが心のバリアフリーだ」と。

記事後半では、排泄障害を公表したきっかけや、ドラマ、映画に出演する思いなどを聞いています。

帰国後、生きづらい毎日

 帰国後、タイタニックを制作…

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