バイデン氏滞在のホテル1泊いくら?審査が必要なスイートルームとは

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武田啓亮
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 来日したバイデン米大統領が宿泊先に選んだのは、東京・虎ノ門の「The Okura Tokyo」だった。これまで多くのVIPをもてなしてきた日本を代表する高級ホテルで、バイデン大統領はどんな部屋に泊まったのか。戦後日本の外交の歩みとも重なり合う、ホテルの歴史をひもといてみた。

 今年、創業60年を迎えたホテルオークラ。2019年に現在の建物に立て替えられたが、「日本らしさ」というコンセプトは創業時から一貫している。トランプ前大統領が2017年の初来日時に宿泊した帝国ホテル、過去3回、東京サミットの会場となったニューオータニと並び、「御三家」とも呼ばれる。

 オークラのロビーには満開の梅の花に見立てたテーブルと椅子。「オークラ・ランターン」と呼ばれるつり下げ式の照明は、古墳時代の水晶製の装飾品をイメージしたものだという。窓は幾何学模様の組子細工で装飾され、和を意識させる空間になっている。「日本モダニズム建築の最高傑作」とされた旧本館のメインロビーを再現したものだ。

 「世界をもてなすのは、このホテルの使命」。公式ホームページにそう記されている通り、これまで宿泊した海外の要人は数え切れない。来日した歴代米大統領でも、1974年にフォード大統領、86年にレーガン大統領、09年にオバマ大統領が宿泊した。86年には英国のチャールズ皇太子とダイアナ妃、95年には旧ソ連ゴルバチョフ元大統領といった要人をもてなしてきた。ジョン・レノンフレディ・マーキュリーといった世界的なアーティストが宿泊したことでも知られる。

 19年の建て替え後、現在の客室数は508室。17階建ての「ヘリテージウィング」と、41階建ての「プレステージタワー」からなる。和洋中のレストランに宴会場、結婚式用のチャペルや神殿を備える。プレステージの8階から25階はオフィスにもなっている。

 宿泊する時期にもよるが、サービス料込みで1泊8万4700円。最も「安い」部屋の室料だそうだ。大統領が泊まった部屋のお値段はいかほどか。

 広報担当者によると、世界的…

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