札幌で続くタワマン建設 相場はバブル期超え「天井知らず」

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編集委員・堀篭俊材
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 札幌市内の新築分譲マンションの価格が上昇を続けている。1億円を超える「億ション」の販売が好調で相場を押しあげ、1戸あたりの面積は狭くなる傾向にある。建設費の上昇などで高値は続く見通しで、かつてのバブル期を超える「天井知らず」の相場への警戒感も漂う。

 百貨店などが立ち並ぶ札幌駅前通に面して建設中の「ライオンズタワー札幌」。地下街と直結し、水族館や商業施設も備えた高さ約120メートル、地上28階建てのタワーマンションになる予定だ。

 最高価格は上層階の2部屋(約150平方メートル)の約3億3千万円。最も安い部屋で7800万円台だが、2月に販売を始めたところ、5月の大型連休中までに全133戸の9割に申し込みがあったという。

 事業主の大京によると、購入者は札幌や十勝地方の会社経営者や開業医ら道内が7割。「セカンドハウスとして買う人が多い」と担当者は話す。

 札幌で建築会社を営む男性(58)は「小さいころから憧れだった百貨店の近くで暮らしたい」と1億円超の3LDKを契約。子どもはすでに独立し、夫婦で住むという。

 マンション価格の上昇圧力は高まるばかりだ。2030年度に予定される北海道新幹線の札幌延伸をにらみ、札幌中心部では再開発が続き、地価は上昇傾向だ。鉄骨やコンクリートなど資材価格は原油高で高騰し、人手不足で人件費も上がっている。建設コストは今後も増えそうだ。

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