「ビタちく」への愛、なぜ長野で? 長年の謎解明へ「元祖」が挑む

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小島弘之
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 長野県ソウルフードともいわれる「ビタミンちくわ」が発売されてから、今年で70周年を迎えた。県内では「ビタちく」と称され、親しまれているが、実は石川県の会社が生産している。一方、その石川では「ビタちく」は長野ほど浸透しておらず、会社は「長年の謎」として、70周年を機に、解明に乗り出した。

 70年前の1952年にビタミンちくわを発売したのは、石川県の能登半島にある水産加工会社「スギヨ」(七尾市)だ。かに風味のかまぼこ「カニカマ」を50年前の72年に世界で初めて売り出した企業として有名だが、同社が「カニカマより長いロングセラー商品」と位置づけるのがビタミンちくわだ。

 始まりは大正時代までさかのぼる。能登半島近海では、アブラツノザメが大量に水揚げされた。スギヨによると、サメは能登で食する習慣がない上、漁網を切る厄介な存在だった。

 そこで、スギヨの杉野作太郎…

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