現職が出馬断念の日医会長選、常任理事の松本氏が立候補表明

村井隼人、滝沢卓
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 現会長が立候補を断念した日本医師会の会長選について、松本吉郎常任理事が24日、正式に立候補を表明した。記者会見で松本氏は「日本医師会の会員だけでなく、国民や政界の信頼を取り戻さなければいけない時期にきた」と述べた。日医内外でコミュニケーションを重視していく考えを示した。

 6月の会長選は当初、現職の中川俊男会長が続投を目指していたが、23日に急きょ出馬を断念すると明らかにした。一方、松本氏は中川氏から副会長への就任を打診されていたとされ、24日の会見で立候補の理由を「4月下旬から全国の多くの医師会の先生から推された。(現在の)日本医師会の信頼感の低下が指摘された」と現在の運営に課題があったためだと話した。

 政権との距離をめぐっては「自民党公明党、政府との普段のコミュニケーションが大切」などとし、是々非々の姿勢を見せていた中川氏との違いを強調した。

 松本氏は埼玉県医師会出身の皮膚科医。松本氏側によると、地元の埼玉県医師会からの支持のほか、九州医師会連合などの推薦を受けているという。会長選は6月4日に立候補受け付けが締め切られ、同25日の代議員会で投開票される。(村井隼人、滝沢卓