市川染五郎「魂を削る表現を」 6月、「信康」で歌舞伎座初主演

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増田愛子
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 放送中の大河ドラマ鎌倉殿の13人」の木曽義高役で注目を集めた、市川染五郎が、歌舞伎座の六月大歌舞伎第2部「信康」で、タイトルロールに挑む。徳川家康の長男でありながら、悲劇の最期を遂げた青年武将を描いた作品。家康を、祖父の松本白鸚が演じる。

 「不安もありますし、プレッシャーも大きいですけれど、主役でも脇役でも、舞台に対する心意気は変わらないと思います。全力で、お客様に良いものを見せられるよう勤めたい」

 取材会で、歌舞伎座初主演への決意を述べた染五郎。この数年、舞踊作品への出演が多かったと振り返り「ここまで祖父や他の役者さんとガッツリ芝居をするセリフ劇は、とても久しぶり。大きな挑戦です」と語る。

「鎌倉殿の13人」義高役との共通点

 「信康」(田中喜三作)は1974年、澤村藤十郎(当時・精四郎)の信康、中村富十郎の家康で初演された。織田信長から謀反を疑われた信康と、織田家に抵抗できない父・家康との葛藤に焦点を絞り、自らの命を差し出す決意をする信康を描く。上演されるのは、26年ぶりだ。

 染五郎は、信康を「自分の中…

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