【解説】台湾防衛の意思示したバイデン氏 集団防衛的世界へ傾く日本

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アメリカ総局 園田耕司
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 バイデン米大統領の就任後初となるアジア訪問のハイライトは、米国が台湾有事に軍事的に関与する意思があることを明確に示した場面だ。米政権は台湾防衛の意思を明らかにしない「あいまい戦略」から「明確戦略」への転換を公式に認めないが、少なくともバイデン氏が大統領である限り、中国に台湾有事への米軍派遣を強く意識させる効果があるだろう。

 バイデン氏の発言は、ロシアのウクライナ侵攻のような侵略をインド太平洋地域で繰り返すまいという決意のあらわれといえる。ロシアと連携を深める中国が台湾侵攻に勢いづくことを強く警戒しているからだ。

 そのバイデン政権のインド太平洋戦略の核心は、より多くの同盟国・友好国と連携して中国と対抗することにある。その中で最も期待されているのが、民主主義大国でつくる日米豪印(クアッド)だ。

 米英豪の安全保障協力の枠組…

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